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朝井リョウ著『何者』感想、批評、書評

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★★★★★

オススメ度:5(MAX)

 

就活中は、読んじゃ、だめだこりゃ^^;

https://www.amazon.co.jp/何者-新潮文庫-朝井-リョウ/dp/4101269319

 

まずは、あらすじから読んで、どうぞ

 

就職活動を目前に控えた拓人は、同居人・光太郎の引退ライブに足を運んだ。光太郎と別れた瑞月も来ると知っていたから――。瑞月の留学仲間・理香が拓人たちと同じアパートに住んでいるとわかり、理香と同棲中の隆良を交えた5人は就活対策として集まるようになる。だが、SNSや面接で発する言葉の奥に見え隠れする、本音や自意識が、彼らの関係を次第に変えて……。

 

書店のポップにて

『ラスト30ページ、物語が襲いかかる...!!』

 

「なんだこの宣伝文句は。ただの文字の羅列に襲われるわけがないだろ!」

 

と思いながらも、気になり購入。

 

 

、、、

読み終えた後の僕「襲われた。立ち直れない。」

 

 

読んだ後、本当の自分が分からなくなった。自分は一体「何者」なんだ。

 

本を読んでこんな事になったのは初めてだ。

 

確実に、読む前と後では見る世界が変わる。特に人を見る目が。

 

登場人物4人の言動、思考が主人公と対立するように描かれている。我々はどちらが正義でどちらが悪かを錯覚させられる。

 

主に主人公の観察で。

 

しかし、、、最終的には正義、悪は簡単には決まらない。物語が襲いかかってきて、全てが覆される。

 

その出来事こそ、自分が「何者」か分からなくなってしまう要因。

 

そのおかげで普段の思考でも、これを考えてる自分はあの登場人物と同じ程度か?いや、でも気付いた時点であいつよりも、、、いや、結局自分は、、、

 

分からない。自分が。

 

就活って、自分をプレゼンする場である。時には自分を過剰評価しなければならない。そのためこの本読んだ後に正しくそれを行うのは無茶な話だ。

 

自分が「何者」でもない事を受け入れるまでは。

 

 

よって、就活生は読むの禁止!(笑)

 

 

それでは。

 

おわり

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